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研ぎの画像
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研師とぎし

美術刀剣研処 世田谷 文永洞

根本ねもと 卓  まさる

経歴

居合いに興味を持ち、その中で師である故・塩川二郎氏と出会い弟子入り。
数年前の師の逝去にともない、生前師が築き上げた店舗「美術刀剣研処 世田谷 文永洞」を引き継ぎ、現在に至る。

仕事内容

経年の中でどうしても出てきてしまう錆や傷を研磨にて落とし、美術品としての日本刀の魅力を再度引き出してあげるのが主な仕事となります。
削りすぎてしまうと元に戻す事は出来ませんので、非常に責任ある仕事だと日々肝に命じています。

職人になったきっかけ

子供の頃に時代劇を見ていたからか、最初は何となくの憧れで居合いをしてみたくなり、色々と調べていく内に師匠に出会い、師の刀剣勉強会に入りました。その中で弟子入りの話になり、思い切って今の世界に飛び込みました。
勇気を出して飛び込んだ昔の自分を褒めてあげたいです。笑

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研師とは

どんなに良い御刀でも、研ぎが悪いとその魅力を大きく損なってしまいます。
御刀が本来持つ魅力を最大限に引き出してあげる事を目標に、日々研鑽を重ねています。
自分の寿命が尽きた後にも、自分の行った仕事は長く長く残ります。
後世の人々にも恥ずかしくない仕事をしていく事が一生の目標です。

研ぎの魅力

何よりの魅力としては、直接触れることは良くないとされている刀身に直に触れ、更には砥石にまで当ててしまえる事かと思います。ですが、自分の好き勝手に砥石を当てる事は、結果としてその御刀の寿命を短くしてしまう事に繋がってしまいます。
自分はあくまでも「後世への橋渡し役」としての黒子と捉えています。

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ここが見所

見所と言っても一言ではなかなか難しいですが…日本刀を鑑賞する際にその御刀に妥協が見えない研ぎが施されていると、何だか気持ち良く御刀を見る事が出来ると思います。
御刀を鑑賞する際に何だかスッキリとした気分で見られるのならば、それは御刀本来の魅力にプラスして良い研ぎがかかっているからかもしれませんね。

今後の展望

日本刀やそれに関わる刀職というのは、どうにも敷居が高く感じられてしまう事が多いように思われます。
より身近に日本刀の世界を楽しんでもらえるように、日本刀の鑑賞会や、私の店舗での研磨体験会などより多様に企画していけたらと考えています。

研師の画像
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あなたの日本刀の楽しみ方

日本刀を鑑賞する際にはどうしても研ぎが気になってしまい、その研磨を手掛けた研師の苦労や想いなどを心の中で勝手に想像し共感したりしています。笑
また、小道具では素銅の金具が好きなので、店舗に素銅金具が入ってきた際には、コッソリと別の一角にコレクションとして飾っていたりしています。笑

その他

店舗型の研師というのは比較的珍しい形態かとは思います。
見学やご相談などなど、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ!!

研師とぎし

美術刀剣研処 世田谷 文永洞

根本 卓ねもと まさる

毎月第一日曜日に北鎌倉刀剣会を、第三日曜日に世田谷刀剣会を開催しております。 Twitterにて情報を発信しております。
見学をご希望の方はお気軽にご連絡ください。

この職人へのお問い合わせ

https://setagayabuneido.com

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